本来なら体に良いはずの薬やサプリメントも、用法用量を守らないとかえって体に悪影響ということがありますね。実は水も同じです。近頃妙に疲れやすかったり、原因不明の頭痛に悩まされたりと覚えがあるあなたは、ひょっとしたら要注意かもしれませんよ。

水分が不足したときの症状

水分は人間の体内で「体液(血液)」というかたちで存在しています。水の役割は酸素や栄養を各細胞に届け、老廃物の排出をうながすという重要なものです。
そして、体液が極端に減ったり、体液中の水とナトリウムのバランスが崩れたりするとうまく働けません。

その結果、めまいや頭痛、疲労感などが引き起こされ、夏場によくみられる「熱中症」となります。急激な発汗などが原因で体液そのものが減少し、「脱水症状」を起こしています。

水を取り過ぎると

それでは、反対に水分をとりすぎるとどうなるのでしょうか。
体液中のナトリウム量はそのままで、体内の水分量だけが増えていくので、当然水分とナトリウムのバランスが崩れます。
そして、この状態が水を毎日大量に飲んでいる人に注意してほしい「(低ナトリウム血症)」と呼ばれるものです。

  • 初期の自覚症状がごく軽い
  • 脱水症状と見分けがつきにくい
  • 症状の進行が早い

以上が水中毒の注意点です。

ちょっとの倦怠感や頭痛はただの体調不良ですませがちですが、自覚がないまま水中毒や水中毒によって引き起こされた「」が進行しているサインかもしれません。自己判断で水分をとるとさらに症状が進行し、いきなり呼吸困難やけいれんを引き起こす可能性もあります。ただの水の飲み過ぎが水中毒の原因になり、最終的には命に関わる事態になるかもしれないのです。

おわりに

健康や美容のために水をたくさん飲むのは悪いことではありません。
ですが、適切な水分量や飲み過ぎた場合のリスクについても、きちんと知っておきたいましょう。

一般的に推奨される水分摂取の目安は1日約2~3L。
食事にも水分が含まれることを考えると、飲料水として飲む量は2L程度が良いでしょう。また積極的にトイレに行くのも水中毒予防に効果的です。